画家☆妹尾一朗

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3年ほど前に、友人の恵美子さんに誘われて、銀座の画廊に出掛けました。

本当に穏やかで優しい気持ちにしてくれる絵画との出会いでした。

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この期間に出掛けたことを忘れないようにこのブログに載せておこうと思います。

その日は奥様がいらして、ゆっくり絵の説明を聞くことができました。
とても話しやすくて心地よい時間を過ごしたのを思い出します。
画家の恵美子さんのお陰で、素敵な絵を見ることができてとても感謝しています。

冒頭の絵は、その時一番気に入った作品です。
初期の作品から、亡くなる直前まで描いていらした作品まで、少しずつ変わって行くのがよくわかります。
そういえば、池田満寿夫さんの生前、おそらく最後の作品展に行った時にも、絵の変化がよくわかりました。
ただその時は「般若心経」の焼き物の作品が飾ってあったのをみて、何となくもしかしたら、そんなに長くは生きられないのでは・・・・と思ってしまいました。
池田満寿夫さんの作品で、特に変化を感じたのは、ヴァイオリニストの佐藤陽子さんと出会われてからの絵でした。

妹尾さんの絵を見ながら奥様に聞いてみました。
「ご主人と出会われたのは、どの作品を描いていらした頃でしたか?」・・・と、
そうしたら、ひとつの絵の前に立ち止まり「この白い象の絵を描いていました。」とおっしゃいました。
「あっ、私の一番気に入った絵だ」と心のなかで呟きました。

とてもよいタイミングで出会われたように思いました。

どの絵もとても気に入りましたが、その白い象から後の作品が柔らかさときらめきのような何かがいっぱいで、本当に素敵でした。
そして最後の方に飾ってあったのがこの作品
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できることならもう一度、あの回顧展の作品をそのまますべてみたいと思います。
http://www.gg-bis.com/ex/detail/2016/1611_seno.html