映画🎬二宮金次郎・・・Ⅱ

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この映画の原作本です。

何年か前、新聞広告でみつけた夫がすぐに購入して読み、しきりに感動している様子でした。私もその人となりと生き方にとても感動しました。

あらすじを簡単に書きますが、ぜひ、映画を観ていただきたいと思います。

困った人にはとことん親切な父は、お金に困った人にお金を貸して、自分の家が傾いて行き、水害で家も流され、長男金次郎は、10代で父母を亡くし幼い兄弟とも別れ一家離散。 けれども貧しさに負けずに、勤勉に働き、奉公先の家計を見直し立て直したり、小田原藩主に見込まれて、荒んだ土地を耕し人々の心を変えて行き、復興を遂げる。復興は小田原藩にとどまらず、結果的には栃木を始め600以上もの村々に及ぶ。
その苦難の道のりや、善き妻の姿に、さらにどうしようもなくなった時に、成田山新勝寺に向かい、不動の境地に立つ姿。

金次郎が悟徳開眼した「一円観」
その悟りとは
人には絶対の善人もないかわりに、絶対の悪人もない。至誠をもって当たれば、復興事業を妨げる人々の心を動かすことができる。

すなわち善や悪など、世の中のありとあらゆる対立するものを、一つの円の中に入れて観るのである。
この悟りがあり不動の心で、復興の邪魔をしてきた上役にさえ、家人や仲間だった人々にも見放され本当に困ったときには助けることができ、のちに金次郎への信頼を強くして、率先して協力する人へと変貌させることもできたのだろう。


百姓の暮らしや人間臭さ、個性あふれる人々、心変わりや改心してゆく様
泣けるシーンや感動の場面
至誠を貫けば必ず成し遂げられるという強い信念

天明7年(1787年)から、安政3年(1857年)まで生きた開拓精神旺盛な至誠の人「二宮金次郎」を知ってもらい、現代の人々に伝えたいことを描いています。

 一緒に見に行った娘も、自分ではチョイスしないジャンルの映画で、かえって新鮮で、自分の信念を曲げず思いやりの心を持つ人は、必ず回りが助けてくれる。最後まで諦めないで自分と向き合う金次郎の姿はまさに至誠そのものだった。歴史に名を残す人たちの話は為になる・・・と映画レビューに書いていました。


この映画は通常の映画館では上映されません。
6月28日(金)まで東京都写真美術館ⅠFホールで上映された後は、
製作委員会で”二宮金次郎号”と名付けたバンを用意して、普通の映画館と変わらないくらいの映写機と6mのスクリーンを積んで全国を回ります。

あなたの街でも上映されるといいですね。

上映日時をご確認の上、お出かけ下さい。
東京都写真美術館公式Webサイト内映画詳細
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/movie-3461.

監督・出演者情報、チケット割引情報などは
映画二宮金次郎公式Webサイトへ 
https://ninomiyakinjirou.com/


あの人たちも影響を受けていました。
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帰りにパンフレットを買いました。
こんな素敵な小ぶりな本で、かなりしっかりした内容です。寝る前に殆んど読んでしまいました。
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