私の引越し体験記・・・part1

 1980年11月、巷ではあるカップルの結婚の話題でウキウキ盛り上がっていた頃、私は、高校時代からの親友の誘いで、東京駅に降り立った。

確か銀の鈴で待ち合わせをしたはずだが、なかなか会えずにさすがに不安になったのを覚えている。

かなりウロウロしたせいか、会えたのは夜になっていた。あの時は親友が神に見えた。(ちょっと大げさかな)

確か、赤羽で青い電車に乗り換えて・・・おっと違った(;´・ω・)・・・これは彼女のところへ初めて遊びに行ったときだから、その時は、丸ノ内線の盲腸みたいな・・・そう、方南町へと向かったのだった。

http://www.tokyometro.jp/news/2009/img/2009-59_2.jpg

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 翌日から私は、彼女のお陰で今まで知らなかった新しい体験をすることになった。

しばらく彼女のところに居候させてもらおうかな~なんて調子のいいことを思っていたが、なんだか急に恋愛関係でお悩み中の彼女が彼と急接近したので、私はそそくさと彼女の部屋から徒歩10分ほどのアパートを借りて、一人暮らしを始めてしまった。

駅前の不動産屋さんに飛び込んだら、鹿児島出身の親切なご夫婦で、女性だけのこじんまりした小さなアパートを紹介してもらい、ついでに電器屋さんも紹介してもらって、テレビとこたつと若草色の洗濯機と冷蔵庫を買った。まとめて買ったので、思ったより安く買えた気がした。

東京駅に降り立ってから、1週間はかからなかった。

新大久保の職安で仕事を探しながら、渋谷のオペレーター学園に行って資格を取ることにした。

巷ではいよいよ有名カップルの結婚式が終わり記者会見の模様が放送されていた。


1980-11-19 百恵♡友和結婚式後の記者会見Ⅰ

本当に素敵なカップルですね。

 

私もうれしくなって、元気をもらった気がした。

ひとり暮らしって、意外と簡単に始められるものだと実感した。

少しずつ食器を揃えたり、田舎から必要な服を送ってもらったりして、あっという間に生活感たっぷりの部屋になった。

  部屋の間取りは6畳の和室と3畳ほどの台所に和式水洗トイレ・・・お風呂は無かったが、近所に2軒の銭湯があり、気持ちよく過ごせた。銭湯で売ってたコーヒー牛乳がとってもおいしかった。コインランドリーで、乾燥だけして、待ってる間まんがを読むのが好きだった。

 この時の引越しは、身軽だったのでとても楽だった。

ただそれまでに貯めたお金が多少あったから、すぐに行動に移せたと思う。

 

 田舎で易者さんに言われたとおり、方向と時期がとてもよかったせいか、東京都民の仲間入りをして、新しい暮らしが始まったわけだが、親友が居てくれたおかげで、私は安心とやすらぎも得られた。

 

 待ち合わせはいつも、新宿の高野フルーツパーラーで、そこからいろんなところへ行き、いろんな人たちと出会った。

仕事も遊びも一生懸命、若いってそういうことなのかな☆彡

 

そのアパートで4年ほど暮らし、次の引越しは、近所のマンションへ・・・

part2もそのうち書きます。

よかったらまたお立ち寄りくださいね・・・(*^-^*)