「こころの耳」・・・メンタルヘルス
働くみなさん! 上のページにアクセスして、自分のストレス状態をチェックしてみてください。
夫にやってもらったところ、5分では無理でしたが、比較的簡単に手軽にできるので、自分のストレス状態をある程度知ることができます。
解答後すぐに結果が出ます。全体的なコメントや注意点、グラフなどでわかりやすく丁寧に作られていますので、ぜひ試してみてください。
他にもよく見られているコンテンツに
働く人の疲労蓄積度セルフチェックがあります。
https://kokoro.mhlw.go.jp/fatigue-check/worker.html
また、ご家族の職場における疲労蓄積度セルフチェックもあります。
ご家族の疲れが気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか?
https://kokoro.mhlw.go.jp/fatigue-check/family.html
わかりやすいアドバイスがありますので参考にしてみてください。
メンタルヘルスといえば、海外のドラマや映画では、「カウンセリングに行ってるの。」とか「カウンセリングに行ってみれば?」などと会話しているシーンを目にすることがあります。
海外では普通なのに、日本ではなぜか、気軽に言えなかったり、行けなかったりなのではないでしょうか。
ここが変われば、ずいぶん心の病で苦しむ人も少なくなる気がします。
私がこの記事を書いたのは、放送大学の今学期最後の面接授業で、「生涯発達の中のカウンセリング」の最終講義が、「職場のメンタルヘルス」だったからです。
講師は、筑波大学大学院 人間総合科学研究科 生涯発達専攻 カウンセリングコースの大塚先生でした。
厚生労働省によると、自殺やうつによる経済的損失は、2009年で約2.7兆円、2014年の自殺者は2万5427人で、うち2227人が勤務問題を苦に命を絶った。
ここでうつ病について、講義内容を少し書きます。
一般的なうつ病の症状
①気分の落ち込み。
②今まで興味があったことに関心が持てない。
③さまざまな身体症状が起こる。
(眠れない、疲れやすい。頭が重い。めまいがする等)
④いつもイライラしていて、焦っている。
⑤思考力・集中力の低下、決断できない。
⑥自分が悪い、自分には価値がないと思う。
⑦自殺を考える。
*ポイントはこれらの症状が慢性的に存在すること。
★抗うつ薬で痛みが取れる。
★小学生のうつ症状として、イライラして焦っていることが多いため、ADHⅮと間違われやすい。
(ADHDとは、不注意、多動性、衝動性という3つの症状で悩まされます。 落ち着いて座っていられなかったり、遊びやレジャー活動におとなしく参加することが難しかったり、質問が終わらないうちに、出し抜けにこたえてしまう。欲しい物があると激しくダダをこねてしまう、必要なものをなくしたり忘れっぽかったり、興味のあることには集中しすぎてしまい、切り替えが難しいなどです。)
(参照:大人のためのADHD.co.jpより)
https://adhd.co.jp/otona/shoujou/
睡眠とうつ病
・不眠はうつ病の症状の一つである場合が多い。うつ病性の不眠はほぼ毎日続く
・寝付けない(二度寝ができない)ので、酒やタバコに走りやすい
・その結果ますます不眠が悪化する
・処方された睡眠導入剤や抗うつ薬を服用するとよく眠れるようになることが多い
自分の不調に気づくためのポイント
・何事にも意欲がわかなくなってきた
・朝、職場に行きたくない日が続いている
・眠れない、夜中に目が覚めてそのあと二度寝ができない
・食欲がない、体重が落ちた
・酒・タバコが増えた
・他人から「最近おかしい」と指摘される
・いつもイライラしたり、落ち着かない
・自分でも信じられないようなミスや失敗が増える
典型的なうつ病の方は、自分の不調に気づけない、気づこうとしないので、周囲の気づきがとても大切です。
ひげを剃っていなかったり、お風呂に入っていないようだったり、服装が乱れていたり、朝起きれなくて、遅刻や休みが増えるなど、職場や家庭で気づいてあげて、治療に向かえるようにできればよいですね。
うつ病治療の実際
・自分や周囲が不調に気づく
・カウンセリングや精神科を受診
・軽度・・・・・投薬、外来通院、勤務継続
中~重度・・・投薬、外来通院、自宅療養
・うつ病治療に必須なものは、「休養]と「投薬」
・投薬期間は、短くても半年程度
・自己判断で服薬や通院をやめないことが大切
休み始めはボロボロで、寝たきりのような状態だそうですが、薬が効き始めるのが2週間ぐらい経ってからだそうなので、調子がよくなっても自己判断で薬を飲まなくなったり、復職を早めたりするのは、再発につながり、重症化する恐れがあります。
休めるときはしっかり休み治療をやめないことが大事で、周囲も、早く良くなることより、しっかり治せるようにサポートすることが大切です。
先生から、呼吸法やヨガもいいとききました。
男性のヨガが、最近流行っているようで、まずはYoutubeでのぞいてみてもいいですね。