思いは現実になる・・・(*^-^*)v

私は子供の頃、かなりマイナス思考だった。

もちろんマイナス思考という言葉は、ある程度大人になってから知った言葉だ。

 

『コンパス』を初めて見たとき、これで何をするのか? 注射みたいなものなのか?触ったらケガしそう・・・そう思っていじっていたら、指先をちょっと刺して出血してしまった。

それがのちにきれいな円を描く道具だと知って、いっぱい円を描いて遊んだ。

あの針のあとは好きになれないけど・・・

 

それに食べることにまつわるマイナス思考がいっぱいで、きっと私はこれをこぼしてしまうだろうとか、気持ちが悪くなるに違いないなどと思うと、そうなるのが常だった。

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 私が小学校の高学年になると、ますます物事を悪く考えるようになっていた。

友達の家に遊びに行ったとき、少し曇ってくると、私はこれから大雨の中、ものすごい雷の中を帰るんだ。きっと、きっとそうだ!と思った。

するとやっぱりそうなった。

 

また、こんなこともあった。授業でわからない問題があるとき、決まって、きっとこの問題で私は当てられる・・・そして答えられない・・・なぜ前もってそんなところをみつけるのか、そんな先まで見なければ思わないだろうに・・・

そんなことが何度かあった。そして予想通りそうなった。

 

それから泳げない私は、水泳大会に出て、泳げないから当然ビリになり、とても恥ずかしい思いをする。などとどうしようもないことを考えてしまい、本当にその通りになってしまった。断ることも休むこともできたはずなのに・・・

 

そんな私がプラス思考になったのは、22歳で東京にでてきてからだ。

上京する前に、幼馴染が「易占いの相談に行くから一緒に行って」と誘いに来た。 私もせっかくだからと、「これから東京の友達のところに行くけれど、どうなんでしょうか?」と漠然と聞いてみた。

そうしたら「方角がとてもいい」ということと、「修業をしている人もいるが、あなたも静岡で修業をしてはどうですか」とも薦めてくれた。私は考えてもみなかったし、そんな難しそうなこと無理かなとも思い、少しだけ笑ってその場を離れた。

 

話がちょっとそれてしまったような気もするが、上京してすべてが変わった。

物事がスムーズに進んでいき、仕事も今までやったことのない職業に就き、人間関係にも恵まれた。

 

仕事を探す時も部屋を探す時も、ある程度自分なりのいいイメージが浮かんで、悪いことは一つも浮かばなかった。

 

仕事に慣れて、何か歌でも歌いたいな~と思った矢先に、新宿駅で声をかけられて、アマチュア合唱団にも入った。

 

そして新居を探す時、不動産屋さんがすすめてくれた2部屋の鍵を渡され、自分で見に行った。そのうちの一部屋が前からこんなところに住みたいなと思っていた部屋その部屋だったので、びっくり! 当然その部屋を選んだ。

 

私は子供の頃、自分の名字があまり好きではなかった。お寺みたいだと言った人もいた。なのでもっとどこにでもある簡単な名字になりたいと思っていた。このことはすっかり忘れていたので、結婚してしばらく経ってからふと思い出して感動してしまった。

その通りになっていたのだから。

 

その後も、夫の転勤で新しい仕事を探す時、朝10時ぐらいから5時ぐらいまでで、音楽に囲まれて仕事をしたいな~時給はいくらぐらいでとか、具体的に考えて、そして引越しの忙しさで忘れていた、ところがダメもとで受けた会社が希望通りの職場だった。

 

そしてまた転職の機会が訪れた。その時は、ドラマ『山おんな壁おんな』で着ている制服が着たいと思った。そうこうしているうちにその制服によく似た制服を着て仕事ができるようになっていた。しかもしばらくしてから、さらに好きなデザインの制服に代わり、

強く思うことは、いつのまにか現実になるのだと確信した。

 

誰にも迷惑をかけず、大きすぎない強い思いだからなのか、いつの間にか忘れてしまっているからなのかはわからないけれど、現実になると本当にうれしいものです☆